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DELL Inspiron 15 7000(7590)レビュー[15Inch薄型超軽量高画質・ゲームもできるハイスペックノート]


まともに使える15Inch軽量ハイスペックノートDELL Inspiron 15 7590を語ってもよろしいか。


購入のキメテは1.5kg台からという軽量でありながら薄型かつハイスペックであったことです。ポチったモデル構成は以下のとおり。

・512GB M.2 PCIe NVMe SSD・16GB 2x8GB DDR4 2666MH

・Core i7-9750H・GeForce GTX 1650

まず、本体がマグネシウム合金で軽量であったこと。次いで、大容量(512GB以上)の高速SSD搭載、メモリは16G以上ということで、Corei7-1065G7搭載のInspiron 15 5593(1.8kg台から)が候補に上がっていたのですが、そこそこ性能のよいGTX1650を搭載している本機の方が200g以上軽いということで、いわゆる松をポチってしまいましたよ。


発注が確定したところで、DELLのオヤクソクごととして、ミッキータイプの軽量電源ケーブルとリカバリー用のUSBメモリを購入しました。USBメモリは16Gもあればよかろうかと思いますが、初電源投入後、あれこれいじらないうちにしておくとトラブルが少なくてすみます。


さて、届いた電源は130W!!しかも、DELLの高級機付属の断面が小判型のものじゃあありません。ケーブルはグローバルメーカーではアタリマエのミッキータイプでイカツいです。実は、日本の電源事情というのは、100V交流で電圧も非常に安定していますので、アースもなくてもOKなんですが、諸外国のなかには、200V以上の高電圧(日本では、いわゆる三相交流として主に動力用として存在します)で、かつ、電圧の変動も大きかったりして、アースもマストなところがあります。そういった事情のなかで、わざわざ日本専用のアダプタを別に作るなんて、コスト的にみてアリエヘンことなんですよね。


デフォのケーブルは硬くて太いのでデスク上でのたうって邪魔以外のなにものでもない。と、ゆーことで、家電量販店でも売っているケーブルに自腹で変更。アース線もついていないので、収納がコンパクトになりました。



キーボードはコンナカンジ。いわゆる狭額タイプで幅約357mに、4列テンキーが収納されています。しかも、カーソルキーが干渉していない。これ、実は選定基準で重要な要因でした。数値的なパラメータを設定する必要があるとか、SOHOで受発注業務や経理事務を行うとか、表計算ソフトを頻繁に使うとか、とにかく、数字入力を頻繁に使う作業があるとき、ゼロキーを親指で、エンターキーを小指で使うことに慣れているひとにとっては重要なことなんですよね。
ま、その分文字キー部分は小さいというか、日本語キーボードって、別に金型作らなくてはいけないし、グローバルメーカー的には、コストの非常にかかる部分ですので、13Inchノートと共通化してたりするんですよね。つまり、13Inchノート用のキーボードを使っているんだと思います。タブン・・・。



USB端子は3.1の通常のタイプが左右で3つ実装されています。Thunderbolt Type-Cもあります。ただし、SDカードスロットは、micro SDタイプになっています。日本メーカーなら、デジカメでよく使われている通常タイプなんですが、グローバルメーカーは国際的な需要にあわせてmicro SDタイプになっています。
コレは、おそらくはスマホのシェアに起因するのではないでしょうか。日本では、そもそもmicro SDの実装されていないiPhoneのシェアが半分以上を占めています。途上国を含めた諸外国のシェアとは全くことなるのです。つまり、海外ではmicro SDスロットの需要が非常に高いということで、やむなしなんでしょうね。てか、Macにはそれすら実装されていませんからね。
ところで、じゃあ、デジカメの画像データを無線で移せということかというと、答えは簡単、100均で売っているマイクロUSB(充電専用でない)ケーブル経由ですればイイじゃん。はい、終了。



本体裏側、突起部はたかくありません。テーブルの上はキレイにしておいた方がいいでしょうね。スピーカーは手前の左右。音質を求める機種ではないということですね。


Core i7-9750Hを選択したら、6コア12スレッドでした。実は、この辺のスペックじっくりチェックしないまま、Core i7をチョイスしていました(いわゆるオヤジ買い)。


SSDはBC511 NVMe SK hinix 512GB。CrystalDiskMarkは、まあまあ早いというところですね。これだけ早ければ起動で苛立つことはありません。



Core i7-9750HのGPUはインテルUHD630。このUHDというのは、ざっくりいって4K対応してまっせとゆーことです。低電圧版の場合はUHD620だったりするので、チョットだけアドバンテージがあるかもしれません。内蔵型GPUでこれより上となると、Core i7-1065G7のIntel Iris Plus Graphicsでしょうかね。ま、いずれにしても、外付けにはかないませんが、3年前に比べると格段に進歩しているそうです。
ところで、Core i7-9750HのTDPは45Wですが、別途、コンフィグラブル TDP-down 35Wというのが、データーシートにありまして、PCメーカーによっては、バッテリーの持ちを長くするために、意図的に下げている可能性があったりします。10Wも低くすることができるのですから、排熱面でも楽になりますよね。ま、だったら、同じく6コア12スレッドのCorei7-10710Uでよくなくネ?とかいったら、いずれ出てくるかもしれんけど、今買うならコレ!!ということなんですよね。


GeForce GTX 1650はコンナカンジ。


パフォーマンスチェックは、DELLのデフォルト設定で行いました。


が、ナンノソレをゴニョゴニョして、通常使用時は高パフォーマンス[アクティブ]で使用しています。これは、単なる個人の好みでして、DELLデフォと数値は誤差の範囲でしか変わりません。
それと、上の電源オプションのスリープの項目に「システム無人スリープタイムアウト・2分」というのがあります。これが、突然電源が切れる原因になることがありますので、ゼロにしておきましたよ。
これは、通常表示されていない項目ですので、ググったうえで自己責任でドーゾ。


GeForceドライバは、プログラムによってGPUを自動で選択してくれるシステムになっていますが、デフォのままでは、電源投入時に一旦GeForceの生存確認のためにファンが盛大に回ります。毎回毎回ウザイので、統合型グラフィックス優先にしています。ゲームするときやベンチマークテストとか、エンコードとかするときには、そのプログラムを明示的に設定すればOK。


ちなみに、CINEBENCH R15のOpenGLでGTX 1650を測ると138.14fps。Core i7-9750Hは1010cb。Core i7については、巷間囁かれているサーマルスロットル疑惑は本当のことなんでしょうか・・・。とはいうものの、3年半前に導入した、Corei7-6560Uの4倍早いです。

CINEBENCH R15のOpenGLでUHD630を測ると、62.61fps。ええっ、そんなにエエのん!!3年半前に導入した、Corei7-6560U(Iris Pro Graphics540)で49.17ですから、格段によくなってますやん。使い方によっては、GeForce なしでもエエのんちゃうん?
ちなみに、このときのCore i7-9750Hは1019cb。これは、他の方のレビューでもあるとおりチョット低いですね。


大量コア時代に対応した、CINEBENCH R20をDELLのデフォルトの設定で計測すると、Core i7-9750Hは2244cb。こちらも、他のメーカー製のPCよりも結構低いです。体感的には早いんですが、他社に比べて低すぎるという印象があります。
これは、やっぱ上のほうに書いたように、コンフィグラブル TDP-down 35Wで設定されているのではないかということですよね。
試しに、計算値を45Wにすると(2244cb÷35×45=)2885cb。他社メーカーではその程度の数値が出ていますので、やっぱ35W仕様ですわダンナ・・・。
Macユーザーなら激怒スル事象ですが、Windowsユーザーなら、サーマルスロットルが起きているとグチること程度で済ませられます。
が、これは、サーマルスロットルとは言わないとメーカーは強弁できます。あくまで、コンフィグラブル TDP-down やキッパリ!!


CINEBENCH R20を高パフォーマンス[アクティブ]の電源設定で計測すると、Core i7-9750Hは2293cb。ま、誤差の範囲内です。いずれにしても、TDP35Wの設計になっとるということです。繰り返しになりますが、だったら、同じく6コア12スレッドのCorei7-10710Uでよくなくネ?とかいったら、いずれ出てくるかもしれんけど、今買うならコレ!!ということなんですよね。


ゲーム性能はどうでしょうかね?結構ハイスペック構成が要求されるFINAL FANTASY XVで計測してみました。


FHDフルスクリーンで回すと、4941。やや快適と出ました。とりあえず、この筐体で動作するんですね。やるじゃん。


画質を下げると、7450。快適と出ました。実はこの機種、ディスプレイの発色がよいので、15InchサイズのドットバイドットのFHDで見ると結構、情報過多疲れやすいんですよね。ゲームってそもそも論として、没入感が大事ですから、長時間プレイするのなら、あえて画質を落としてプレイするのがいいんじゃないでしょうかね。ま、好みの問題ですが。



ちなみに、UHD630で計測すると・・・。


一応推奨環境を満たしている、FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズでベンチマークをとってみました。


FHDでの結果は非常に快適!!やるじゃん。


ちなみに、UHD630で計測すると・・・。


解像度を下げてみると・・・。


非常に快適。


ちなみに、UHD630で計測すると快適。ま、無理しなければ、そこそこ没入感あります的なところですかね。


本体裏側、吸気部分のスリットを見ていて気づいたんですけれども、中身が見えているのが全体の六分の一程度しかありませんよね。これまでの、同じタイプのスペックのノートに比べて圧倒的に狭いんですよね。薄型軽量デザインですから底面と机の天板との隙間が狭小なわけでして、熱がこもりがちになっちゃいますよね。


そのかわり、中身の見えていない部分には別途断熱機構なりがあるのかもしれません。


背面のヒンジ部中央にも吸気口があります。



ディスプレイが垂直状態の場合は、上部、キーボード中央部からヒンジ中央部を通ってこの吸気口に向けてエアフローを確保する構造のようです。つまり、通常のスタイルで使用する場合には、底面部にこもった熱をなるべく吸い込まないように設計されているようです。



ディスプレイをぐっと 倒しこむと、底面が少し浮き上がります。このときは、底面の吸気量が増える構造になります。


で、排気部分は、左右のヒンジ部分にあります。


排熱は、この部分からデイスプレイに沿って排出されるわけでして、直接顔に当たることはありません。


マニュアルを見た限り、左側がCPU用のファン、少し小さいです。右側がGPUのファンになっています。ゲームベンチを回すと、左右とも盛大に回りますが、終了後は約1分間は同じ状態で回り続けますが、その後、回転数を落として、さらに1分後には静音状態になります。いつまでも、だらだら回り続けることのない、非常にキレのある排熱機構です。ちなみに、GPUをOFFにした状態で負荷をかけると、左側のファンのみがまわっているようです。高負荷時のファンノイズについては、遠くでエアコンがなっているかな的な、サーっというノイズで、ギュイーンとした不快な音ではありません。ま、あくまでも個人的な見解ですけどね。

この機械については、やはり、薄型軽量高画質のわりには安いということでしょう。ワンランク下のInspiron 15 5593でも、結構使えますが、動画の編集とかやってみたいということなら、もう少し予算を追加して、Core i5-9300H・GeForce GTX 1050(いわゆる梅)を購入することをオススメします。

ところで、今回購入したメモリ16Gタイプはバッテリーが3-セル56WHr、後で増設できるメモリ8Gタイプのバッテリーは、6-セル 97WHrタイプになっているので、そこの部分は注意が必要です。個人的には、結果的に軽量にもなりますし、3-セル56WHrで十分ですから、個人的にはよい買い物であったと思いましたよ。

New Inspiron 15 7000 (7590) (2019年6月7日発売)を太いクーポンと長期保証が効くオフィシャルサイトで買う!!

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