LaVieGタイプX自腹レビュー[世界最薄15インチウルトラブック]
NECの15インチ極薄ウルトラブック、LaVie G タイプX(PC-GL1962JAV)を語ってもよろしいか。
購入したLaVie G タイプXの構成は以下のとおりです。
- Core i7-3517U(1.9~3.0)
- 15.6Full HD(1920X1080) LED IPS
4GB(デュアルチャネル) - SSD 128G
- Windows 8 Pro(選択)
- 幅375㎜×奥行255㎜×厚12.8㎜(ゴム足除く)
- 重量1.59㎏
では、開封の儀。
朝オーダー、即送金。3時間後には注文成立のメールが来て、当日を含めて5日後の午前中に到着しましたよ。
マウスパッドが無料でついてきましたよ。
外箱がギッチギッチで取り出すのに苦労しました。最終的には、裏も開けて、力任せに押し出しましたよ。宅配業者から受け取ったときの、思っていたよりも。スカっと軽かったのにはオドロキましたよ。しかし、案外ハコが分厚い・・・。
箱を開けてビックリ!!本体薄っす~!!近頃は発泡スチロールを使いませんので、強度確保のためにも、箱はある程度の厚みが必要だということですね。オンラインで購入すると、デフォで3年間メーカー保証になっています。
内容物は、本体とACアダプタのみという潔さ。
アダプタは本体とほぼ同じ厚みしかありません。コードがミッキータイプではないのがいいですね。ジャックが特殊な形状をしているのは薄型対策だと思いますが、オプションでもう1台購入するとなると、1万弱するというのが残念なところではあります。最も、急速充電タイプということで、1時間で80%まで充電できるそうです。
さて、本体ですが、ホンマに薄いです。超極薄です。不思議なことに片手で持つと、案外ずっしりと重く感じます。同じ15インチのHP Pavilion dv6-7000より約1㎏軽いんですけど、密度が高くなった分、相対的にみて重く感じてしまうんですね。カバンに入れてしまうと、さほど重くは感じません。てか、15インチノートを気軽に外に持ち出すことができるようになったことにオドロキです。軽さよりも薄さを最優先に、そして、薄くても剛性を犠牲にしないで低価格を目指した姿勢には好感がもてます。
昨年初めに購入した13インチウルトラブックASUS AXUI31よりも薄いところに、HDMI端子、SDXCスロット、USB3.0×2ということで、有線LAN端子はありませんが、無線アダプタをLANに接続しておけば、ノープロブレムですよね。
ゴム足もそんなに高くなくて、裏面ではなく、ヒンジ部から吸気排気を行うシステムになっています。極薄型のファン2基を両サイドに配置して、ビミョーに回転数を制御することによって、ファンノイズを低減させているそうです。負荷をかけても、特にウルサイというレベルではありませんでしたよ。
キーボードは思っていたよりしっかりとしています。中央部がたわむこともありませんし、キーストロークも、いまどきの薄型ノート並にあります。10キーがついているのも、ワタクシ的にはアリです。ディスプレイは180度開きます。ヒンジ部も頑丈ですので、途中の任意の角度できっちりと止まってくれます。キーボード上部液晶のヒンジ部のアルミ部分が若干発熱しますが、これは、GPU内蔵CPUの宿命ということですね。底面にスリットがないので、むしろ、埃の吸引リスクが少ないのもイイカンジですよね。
では、初期設定。
- 基本、後でできる設定はスキップ。
- ノーの選択できる設定は全てノーが基本です。
- セキュリティーソフトも外して大丈夫です。
- その場合は、自動的に、マイクロソフト謹製のWindows8用の強化された、Windowsディフェンダーがガッチリと守ってくれます。
- 有料ソフトの体験版の期限切れ後の警告画面のウザさはたまりませんもんね。
- だったら、ハナからインストールしない。
メアドも登録しない。Windows7以前と同じ方法で設定しても問題なく起動します。
これで、旧称メトロスタイルの画面が起動しましたよ。思わずタッチしたくなるでしょう?でも、垂直型ディスプレイにタッチUIはそぐわないというのがワタクシの持論です。アナタの重たい腕をタッチのたびごとに揚げ降ろしするのは合理的とはいえませんですね。
この、旧称メトロUIに拒絶感を持たれるアナタは至極まっとうな人間ですよね。なんといっても、デザインがダサすぎるんです。
- 配色が地味。気分を萎えさせる。
- タイルの隙間が狭い。ゲームコントローラーならいいかもだけど、タッチスクリーンにはイマイチ。
- タイルがアニメーションするのがウザイ。
- デフォで使う気のないアプリが多すぎ。でも、ソレをインストールしておくことによって、メーカーは幾ばくかのインセンティブを得るわけで、その分価格を下げることができる。
ということで、デフォでインストールされているウザーなアプリは右クリックで選択して削除できます。そして、Windows8でスタートアップを表示させる方法をググって自己責任でゴニョゴニュすると・・・。
デスクトップが従来通りになります。15.6Full HD(1920X1080) LED IPS液晶の素晴らしさをアピールする壁紙があります。発色キレイで視野角も広いです。そして、ここで再起動すると、旧メトロをスキップして起動するのに、電源切からでも10秒切ります。高速SSDといえども、ここまでくると、Windows8恐るべしです。この、高速起動こそが、Windows8の唯一のアドバンテージなのです。まだ、休止状態からの復帰なら瞬時です。よやくMACに追いついたといえます。
15インチフルHDは細か過ぎるとおもわれるかもしれませんが、特に問題ありません。むしろ、離せばわかる老眼なワタクシには細かい文字もくっきり見えるのでイイカンジです。エクセルなどのワークシートも広々使えます。発色が思いの外キレイだったので、写真編集にもイイカンジです。持ち出せる15.6インチノートとして、写真ブロガーや旅ブロガーにもオススメできます。
さて、128GのSSDなのに、97.1Gしかありません。これは、不可視属性のドライブがありまして、リブート用のプログラムが格納されていたりスルせいで、ほかのウルトラブックでも同じような状態なんですよね。しかし、空き領域が64Gでは心もとないところかもしれません。アレコレいじって失敗するタイプであれば、256Gの選択をオススメしますね。以下は、自己責任で、迷惑千万な体験版とか、バンドルソフト群をアンインストール。
さらに、バンドルソフトのインストール用のプログラムを格納しているAPSETUPフォルダーをドラスティックにバッサリとすれば、容量が増えます。相変わらず、JWORDを忍ばせているNEC・・・。
とりあえず、軽くディスってみたところ、5Gほど増えました。折をみて、APSETUPホルダーそのものを外付HDDとかに移動させようかと思っています。くれぐれも、自己責任でドーゾ。
Windowsエクスペリエンスインデックスはこんな感じですね。CPUは超低電圧版でも7に乗る時代になりました。Mobile用途では充分すぎる値ですね。メモリは4Gですので、数値的にはこんなものかというところですね。でも、デュアルチャンネルで動作しているそうです。SSDもmSATAと思われますが高速ですので、特にストレスは感じませんでしたよ。
ちなみに、CINEBENCH R15のCore i7-3517Uのスコアはコンナカンジ。
結論として、よい買い物であったと思いましたよ。
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