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SONYサイバーショットDSC-RX100自腹レビュー[小型高性能コンデジ]

語ってもよろしいか。

ソニーがコンデジのニュータイプ、サイバーショットDSC-RX100 iconを発売しましたね。まずは、開封の儀から・・・。

ソニーストア






付属品、非常にシンプルです。附属ソフトのCDすら入っていません。ユーザー登録は、本体を附属のUSBケーブルでパソコンに接続、本体内蔵のユーティリティープログラムをパソコンにインストールして、そのプログラム上から登録をしなければなりません。TX-55では、本体からプログラムを起動して、そこから登録ができたんですけど、今回は、使う気のないプログラムをわざわざインストールさせられるというところが正直ウザかったですね。ま、これは、ひとそれぞれの好みですので、なんともいえませんが、ワタクシのように、既に画像管理ソフトはコレというのを決めているモンは、登録後さっさとアンインストールしてしまえば済むことなんですけどね。



バッテリーは新しいタイプのものが用意されました。上のアダプタは、バッテリチャージャーではなくて、USBタイプの給電機ということで、充電するためには、本体にUSBケーブルをセットして行なわなければいけません。



ニュータイプですので、ピンの位置も違っていまして、従来のコンパチ型のチャージャーが使えません。よって、予備バッテリーの充電に新しいチャージャーを買わなければ面倒なことになるのですが、まだ、チャージャーは発売されていません。そういうところがSONYの非常にあざといところですよね。ちなみに、USBケーブルは、独自規格ではなく汎用性のあるものですので、そこだけは評価に値しますね。TX-55のように専用ケーブルの場合、なくしてしまうと、SONY直営店にも置いてなくて、わざわざ取り寄せないといけないという、ユーザー不在の殿様商売をしているメーカーですから、買換時には、旧機を下取りにださずに、付属品一式残しておくのが理想ですよね。


販売店でオマケでくれたネックストラップ(片側タイプ)。ストラップの穴は両サイドについてますし、両サイド用の取り付けるループも附属していましたよ。


とりあえず、8GのSDカードを買いました。


さて、本体ですが、非常にコンパクトでオドロキましたよ。デザインはややレトロ調ということで、シニア層に受けるかもしませんね。ZEISSシール、プラモに水で貼るようなヤツで、インテルのシール並にウザいです。安っぽいです。今の株価を反映していますね。



マイクロUSB・HDMIマイクロの端子はコンナカンジ。

では、簡単に諸元をば・・・。

  1. 大型の1.0型(13.2×8.8mm)ExmorCMOS。有効画素数約2020万画素。
  2. レンズはF1.8、カールツアイス・バリオ・ゾナーT*光学3.6倍ズーム
  3. 連写約10枚/秒
  4. 3:2モード:20M(5,472×3,648)
  5. 4:3モード:18M(4,864×3,648)
  6. モニター3.0型(4:3)約122.9万ドット
  7. マイクロUSB・HDMIマイクロ
  8. マクロ約5㎝~
  9. インフォリチウムNP-BX1

非常にコンパクトなのに、ハイスペックです。1.0型の素子をこのサイズに入れ込んだことは称賛に値します。しかも、デフォのアスペクト比が3:2、しかし、モニターは4:3。ナニゲに間抜けというか、相変わらずの斜め上感がたまりませんですね。実は、4:3でも、撮影時にはモニタの全画面を使っていなかったりして・・・。


どのぐらいコンパクトかというと、DSC-HS9Vよりも小さい。コレほんまに小さいんですよ。コレだけで買う価値はありますよね。

では、さっそく使ってみた感じをば、基本、オートでバカチョンモードでどんだけの実力がアルかというのを堪能していただけたらと思いますですね。




寄りではフォーカス非常に迷います。もっとも、AF補助光切ってますけど。明るいレンズですので、寄りのボケはイイカンジというか、オートではボケボケになるとこもあります(設定でボケ具合を調整できるようです)。





マクロが5㎝ということで、もうチョット寄りたいところがあったりします。少し離れてズームすると、イッキに距離が伸びて思うところでピントがあいません。せめて3㎝まで寄りたいところでしたね。



手持ちでここまで撮れます。光源の微妙な色の違いとか、ビルの壁なんかもキレイですね。




さて、徐々に日が暮れてきましたよ。それにあわせてなかなかエモーショナルな雰囲気になってきましたですね。こういうシチュエーションはソニーのお家芸ですね。キヤノンが清楚なお嬢さんとすれば、ソニーはナニゲに厚化粧なネエチャンというカンジですね。



さらに、夜が更けてきました。手持ちでここまでいくともう称賛に値しますよね。しかも、バカチョンモード。


明け方はコンナカンジ。





ソニーがもっとも苦手とするシチュエーションのひとつ。曇天室外光+人工系の光源。若干濁りますけど、許容範囲ということで・・・。それにしても、寄りのフォーカスがピタっと決まらんというか、迷いがあるので、そのへんはオートよりも、プログラムモードの方がイイんじゃないでしょうか。




コンデジでこれだけ立体感のある写真が撮れるとは思っていませんでしたよ。しかも、手持ちでフルオート。ド素人でもそれなり以上のショットが撮れます。




ズームですが、高感度高画素の特徴を活かした仕上がりになっていますね。シチュエーションとしては、チョットリッチな、時間的に余裕のある旅のお伴にイイカンジ。近場の観光地巡りやグルメ系でもイイカンジ。コンパクトなので、散歩に持って出て四季折々を写し取るのにイイんじゃないでしょうか。そう、究極のお散歩カメラ。これで女子力アップですよね。でも、色が黒っきゃないのが残念なところ、女子力の高いアナタならホルダー自作できますよね?


マクロはここまでが限界。


TX-55の方が寄れています。






プログラムモードでは露出は、玄人好みのややアンダーぎみに出るようです。このあたりは、リングダイヤルで露出調整できます。発色は、ややビビッドなカンジで非常に見栄えがします。ワイド側が28㎜相当ということで、球面収差も(内部補正されているだろうけど)非常に無難なところで収まっているように感じます。

動画も結構無難に撮影できます。高感度ですから、夜にも案外強くて驚きましたよ。

安値になるのを待つよりも、今買って慣れ親しんでおく方が、イザ、実践という季節に間に合うと思うんですけど、どうよ?

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