恐怖の国道308号線、暗峠越え
語ってもよろしいか。
奈良県の南部の方へ行った帰りのことでございます。
時期が時期ですから、高速や有料道路を避けて大阪方面に帰ることにして、カーナビをセットして出発ししたです。
国道24号線とか、一般道は結構スムースに流れておりまして、助手席でついついウトウトしてしまいましたですね。
しばらくして、妙に車がガタガタ揺れるので目を開けてみますと・・・。
ここはどこ?
何だか崖崩れ注意の標識なんてありますけど・・・。
でも、カーナビのルートからははずれていません。
こ、国道ってぇ~。
奈良から大阪へ抜ける国道・・・しかも、三桁国道・・・。
国道308号線・・・(ー’`ー;)
( ̄□ ̄;)!!
く、暗峠(くらがりとうげ)ぇ~( ̄ω ̄;)
道幅制限1.8m!!
い、イヤ、コリャイカンです・・・。
カーナビがこんなルート示したらイカンです!!
国道308号線の、大阪~奈良間は、通称暗峠越えといいまして、普通、車が往来するような道路じゃないんです。
奈良県側からだったので、全く気づきませんでしたが、実はトンデモな国道なんです、ツウな方からは酷道308号と呼ばれておりますですね。
国道とはいうものの、山間の集落を繋ぐ生活道路でして、平素は地元の軽トラックとかが通る程度の道なんです。
奈良県側からでしたら、景色のよいハイキングコースになっておりますですね。
確かに、棚田とか広がって景色はナイスですが、対向車が来ると、すれ違える場所まで後退しないといけないということで、ドライブには全く向いておりませんですね。
どうにか、国道の頂点、峠の茶屋(峠の茶屋すえひろTel:0743-76-8495)までたどり着きましたです。
峠の海抜は約450mと。そう高くはありませんですね。
石畳の国道ってなかなか風情がありますですね。
でも、結構道幅狭いっす・・・。
実はココ、道幅が狭いだけでなく、急な坂でも有名です。
それも、ハンパな斜度じゃあありません。
平均斜度は20%、最大斜度は37%、コレってジェットコースターモンでございます。
斜度20%ったら、100mで20m下る。
37%ったら、100mで37m下るというトンデモな急坂でして、ヘタすると、車が仰向けにこけるんじゃないかと思いましたですね。
大阪サイドからですと、徒歩でも急斜面を登る登山ということになりますですね。
そう、日本で一番急な勾配の国道だそうです。
大阪市内が展望できたりしますが、それどころではありません。
ようやく、民家が出てきましたが。
国道沿いの景色のよい住宅といえば聞こえはよろしいんですが・・・。
所々一方通行の国道・・・。
脱輪即、国道封鎖というオソロシイ国道・・・。
大阪~奈良間でカーナビがこのルートを示したら、指示どおりに走ってはいけませんですね。
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